外国人という言葉を考える

外国人という言葉を考える

普段、何気なく使っている「外国人」という言葉。でも、内容を考えると、「外国」→「外の国」の人という表現です。ここに「日本らしさ」があるように思います。

その言葉に、差別を感じる人もいたり、「ガイジン」と呼ばれて、実際にいじめにあっている人も。

日本で生まれ育ち、心は「日本人」なのに、髪の色や目の色が違うから、見た目で判断され、区別される。

「外側の人」というニュアンスがあるからでしょうか。

日本は単一民族のため、「内(日本人)」と「外(日本人以外の人)」という感覚。

息子がアメリカに10か月留学して言ったことは「日本にいたら、皆、髪が黒くて、目が黒いのが当たり前だった。だけど、アメリカで過ごしていると、皆の髪や目の色が違って当たり前。黒しかないという方がおかしく感じるようになった。というのです。

アメリカは、多民族が暮らしています。皆違って、当たり前。共生している国なのです。

「インターナショナル」という言葉も、そうかもしれません。「インター(際・~の間)」という意味があるので、「国と国の間」「国際的」という意味です。

ヒッポファミリークラブの創設者:榊原さんが作った造語なのですが、「トランスナショナル」という言葉があります。「人と人とが国を越えて、つながろう、交流する(トランス)」という言葉。「トランス」には「越えて」という意味があります。

Transnational Exchange (国を越えて交流する)

人間と人間の交流・・・ということでしょうか。

私はその言葉の方が好きです。

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