愛知県で多言語講演会
愛知県一宮市に、講演会の講師で行ってきました。たくさんの方が聞きに来て下さいまして、新しい方には「なぜ今多言語なのか?」を話し、メンバーの方には「多言語の環境の作り方」を体験談を通して話してきました。
新しい方が我が子にマルチリンガルになってもらいたいけど、難しそう、また英語のように苦労するかな?日本語の習得途中なのに、かえって発達の妨げになるのではないかな?など、不安に思うことがたくさんあるようなので、今の脳科学からわかったことなどをお伝えしたり、私が体験から見つけたことをお伝えしたりしています。そして、英語が話せるようになったら、それが目的達成のように思っていたら、実際には、英語や多言語を話せる人達は別のお悩みがあって、日本のように多言語の環境のない環境の中だと、自分の国のことばを残すのが大変なので、ことばを維持するためには、どうしたらいいかを悩まれている帰国子女の方や在日外国人の方、国際結婚されている方にも、多言語の環境作りについてお話しています。
新しい方の感想(抜粋)
本日は初めての参加でしたが、とても温かく迎えて下さり、楽しい時間を過ごすことができました。多言語に同時に触れる機会が今までなかったので、新しいことを知れるワクワクを感じました。
多言語習得は、言語の習得だけではなく、新たな人とのつながりや考えに出会うきっかけを手伝うものだと思いました。ありがとうございました。
メンバーも一緒に聞いてもらったので、感想をもらいました。アンケート記入が短かったのですが、皆さんご協力ありがとうございました。
皆さん、聞いて下さって、ありがとうございました!謝謝~!
講演会が終わった後は、Rさん宅に1泊ホームステイ。とても温かいご家庭で、男の子が2人いましたが、とってもかわいくって、人懐っこくて、すぐに仲良くなってくれて、一緒にマリオカートしたのが良い思い出。ご主人もお忙しいのに、私とお話してくれて、すぐにお仕事に向かわないといけないご様子を見て、少しの時間でも交流を!と、お人柄を感じたり、お母さんのRさんともお話がたくさんできて楽しかったです。朝8時くらいに、LINEで多言語仲間たちと一緒に多言語を聞いて、思ったことをおしゃべり。私は5日後に上海に行くので中国語をリクエスト。皆で、わいわい中国語を一宮のメンバーと話したのが楽しかったです。
そして次の日は、中部本部で、東大の脳科学の酒井先生の研究発表を1時間詳しく聞きました。今回の研究発表は世界で初!だそうで、いろんな新聞や業界誌にも載ったそうで、その内容を改めて、先生からお話が聞けました。簡単に説明すると「言語を学ぶことに年齢の臨界期はない」「バイリンガルは記憶中枢を主に使うが、マルチリンガルの脳は文法中枢を使っていて、そもそも使う脳の場所が違うことが証明された」とのお話でした。
その後は、名古屋が初だったので、みなさんに、味噌煮込みうどんを食べに連れて行ってもらったり、名古屋城を案内してもらったりして、観光している間にも、皆さんの色んな国にホームステイに行った経験豊かな体験を話してもらったり、上海の小学校に日本語の先生として行った経験をされた先輩にも詳しくお話が聞けりして有意義な時間でした。また名古屋の皆さんの温かさを感じ、人の温かさに感動して帰宅しました。