2024年7月20日マルチリンガル活動
この日のファミリー(多言語を楽しんでいる仲間が集う言語場)は、この夏、海外に行く仲間が集まったり、小さなお友達もたくさん来てくれました。
まずは、お隣のファミリーから、2歳女の子と、生まれて3か月の赤ちゃんを連れて、ご夫婦で遊びに来てくれました。早くに到着したので、入会して数か月、今ヒッポで楽しいことや、どうしてヒッポを始めようと思ったのかを聞いてみたら、多言語も楽しそうだけど、家族でできるから楽しい!と話してくれました。
そうこうするうちに、いつものメンバーが集まってきました。
来週には出発の、台湾に青少年交流に行くしらすちゃん。小5から、台湾の家族の中に日本人の子が1人入って、2週間ホームステイをして過ごします。昨年の小4の時には中国上海にある太湖大学堂という小学校に12日間寄宿生活を体験。中国の子ども達と一緒に過ごして仲良くなってきました。昨年は日本人メンバーがたくさんいたので心強かったけど、今年は1人で2週間過ごします。ですが、昨年の経験から、すごく成長して、毎朝、一緒に台湾に行く小5の地域の多言語仲間たちと中国語、台湾語、英語もたくさんメタカツして準備してきたり、日本人メンバー宅に1泊2日で国内ホームステイを実際に体験してみて、海外のホームステイに行った時に、どう過ごしたらいいかのという準備をしたり、6月末には、韓国の大学生を受け入れしてみて、自分だったら、台湾に行った時にこういう風にしたらいいだろうな!とたくさん感じたと思います。1年間の濃い準備を通して、きっとしらすちゃんは、台湾の家族に愛されて、すごく仲良くなって、仲良くなる中で自然と言語(中国語、台湾語、英語)を習得してくるだろうな!と思います。一緒に準備してきた仲間たちからも1言メッセージを皆に言ってもらって、しらすちゃんが準備を頑張ってきたことも見守ってきてもらっていた様子が伺えました。
仲間から応援メッセージをバンダナに書いてもらい、それをお守り代わりに渡しました。スーツケースに着けて、交流に出発です!皆から、心温まるメッセージをもらって、現地で頑張ってくれると思います!
そして、中央線の国立の方から、高2ほのちゃんが来てくれました。うちのメンバーのRちゃんが今年9月から9か月間スペインに高校留学する、その仲間です。ほのちゃんも同じスペインですが、北の方に行くことが決まり、Rちゃんは南のカディスに行くことが決定しました。楽しみですね。
そして、2024年に高校留学に子どもを送り出す保護者の方も2人来てくれました。国はフランスとスペイン。保護者も一緒に準備を楽しんでいて、ぜひ今度のフランス出発が8月上旬なので、送り出す会の時には、フランス語で「オー・シャンゼリゼ」をウクレレ弾きながら、フランス語で歌おうよ!と皆に声をかけてくれていました。スペイン送り出しの時には、スペイン語で「リメンバーミー」を歌おう!ということに。ウクレレ、私はやろうと思って買ったものの弦楽器が苦手で~汗 Cコードは弾けるけど!
そして、面白かったのはヒッポに入って12年メンバーのグルーシャの体験でした。グルーシャは、勉強が大好きで、ロシア語が好きで独身時代にロシアの人と文通していたという経歴の持ち主。よくヒッポに入った当初は「文字を見た方がよくわかる」とか、「聞こえた音を書き留めて…」などと日本の英語の勉強の仕方でやろうとしていたのを、ヒッポの多言語先輩に、文字から入るのではなく、音から。とにかく聞くんだよ、口ずさむんだよ!と言われて、グルーシャは、それじゃあ、言えるようになるまで何回くらいかかるんだろう?と実験してみたそうです。最初は、300回くらいを聞いて、口ずさむうちにCD無しで言えるようになり、でも、次に違う場面を言えるようになろうと思った時には、300回かからなくなっていたとか。先ほど、スペインに9か月留学するほのちゃんのスペインのホスト家族の情報をスペイン語で書かれていたものを、グルーシャは目を通していたら、「体に音が入っているから、文字を勉強していなくても、読める。あ~、私、スペイン語わかる~」と話していて、グルーシャが完全、多言語人間になっているのを嬉しく感じました。
また、入会7か月のチェリーちゃん(お母さんメンバー)は、お家で3台スピーカーをかけ流しているけど、最初は、何語かもわからなかったのに、いつのまにか、これは、フランス語、これは、スペイン語、ロシア語、マレーシア語…と見当がつくようになっていたそうです。それに気が付いたきっかけは、ご主人との会話。ご主人は、おうちでスピーカーを一緒に聞いていても、何語か見当がつかないのに、チェリーちゃんは子どもと一緒にファミリー(多言語仲間が集まる言語場)に毎週遊びに来ているうちに、自然と見当がつくようになっていたんだな!と発見したそうです。ヒッポに入るまでは、英語だけでいいかも!と思ったいたのに、多言語の環境を作ったら、子どもが中国語を言ったり、スペイン語を言い出したりする姿にも、びっくりだったそうです。
今日も、楽しい多言語仲間が集まる言語場(ファミリー)は、いろんな話題が飛び交って面白かったです!