多言語聞くと、英語がわかるようになる。

多言語聞くと、英語がわかるようになる

私は、最初、英語だけを極めようと頑張ること10年。中学から義務教育で英語を勉強し始め、中学校の授業の他に、塾で英語を習う。そして、毎朝、英語のラジオ講座を1時間聞き流しながら、朝ご飯を食べ、身支度を整える。高校に入るとまた英語の授業。そして、大学も英文学科に進み、毎日朝から夕方まで、一般教養は除いて、英語の専門授業だった。英会話の授業ももちろんあった。これだけ、英語には勉強に時間を割いてきたけど、英語がわかる!とか、話せる!っていう感覚はなかった。

大学の友達で2人、英語がペラペラになった友達がいた。1人はニュージーランドに1年間留学し、もう1人はフランスに1年間留学した。フランスに行った友人は、1年後会うと、顔つきがフランス人になっていたのには驚いた。1年間、フランス語を話すことで、日本語とは使う筋肉が違うのだな、だから顔も変化したんだろうな!と思った。それは、本当に当時の私には衝撃だった!

娘が生まれてから、英語が話せない私は、中学から英語を始めたからダメだったのかな?と考えた。2歳から始めたら…きっと娘はペラペラになるだろう!だけど、10年間英語を勉強し続けた私は、勉強では駄目だなと思っていた。フランスに留学した友人のように、「環境」でなければ…

だけど、英語が話せない私が娘に教えるのも限界がある。だけど勉強したからこそ、英語は読める。スラッシュカードがいいと聞けば、娘にやってみたりしてみたが、2歳の娘は、あまり興味を示さなかった。義理の母が英語の先生で、娘にねずみの教材のCDを中古で売っていたからと送ってきてくれた。素敵な音楽とお話、聞いていても、私もあんまりよくわからず、なんとなくしかわからない。家でかけ流してみたが、私自身10年間ラジオを聞き流していたので、聞き流すだけでわかるようになるとも思っていなかった。英会話の授業も大学はほぼ毎日のようにあったので、幼児の英会話教室に週1度通ったところで、結果は目に見えていた。自分で実験済みだったからだ。

そんな時に、講演会で多言語活動に出会った。

マルチリンガルになるには、勉強ではなく、環境を創り、自然習得なら、可能だと知る。

多言語の自然習得を始めてみた。最初は7か国語で。それから、スペイン語は、ことばの機関銃のようだと思った。早口すぎて、一生この言葉は、聞き取れないだろうと感じた。フランス語は、ジュブジュブ言っていて、ささやき声のようで、何を言っているのか、わからない。中国語は、音楽のように切れ目がなく… というスタートだったが…

あれ?英語わかるかもしれない…

と変化していた。この変化は、多言語ライフ初めて3か月ほどで感じた。スペイン語に比べたら、英語はゆっくりに聞こえる。フランス語に比べたら、はっきり発音しているから聞きやすく感じる。中国語に比べたら、断然単語もわかる!ってな具合だった。

色んな言語を聞くことで、自然と耳が鍛えられたような気がする。

しかも多言語ライフを初めて1年後、フランス語で病室であったアフリカ人と話してしまった。「どこに住んでいるの?」とか、「点滴を受けている人は旦那さんですか?」とか。フランス語で、やりとりできた自分にも驚いた。また別のある日、 3歳の娘と公園に行ったら、中国人の親子がいるなぁと思っていたら、次に見た時に、同じくらいの中国人の女の子が、 「ママ、メイヨ~!」と泣き出し、瞬間、私は「ママいない!」って泣いてる!と分かった。ママの姿が見えなかったからだ。

多言語ライフの中で、自然習得をしていると、自分でも気が付かないうちに、ことばがわかるようになっていた

週に1度、多言語仲間と会って、おしゃべりする中で、自然と人からことば(多言語)をもらっているのを実感している。

中でも、英語は多言語ライフの中では、そんなに必死にやってこなかったのに。。。だから、なおさら、びっくりだった。

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