マルチリンガルは、楽に新しい言語を習得

 マルチリンガルは、楽に新しい言語を習得

 マサチューセッツ工科大のスザンヌ先生のマルチリンガルについて言及していますので、それを引用します。

The more languages you know, the easier it gets. 「多くの言語を知れば知るほど、習得するのが簡単になります」

言語習得の成果は蓄積します。それまでに学んだ全ての言葉を、次の言葉の習得を易しくすることに生かすことができるのです。習得者の第一言語には、次の言葉の習得においては特別な役割はありません。日本語を話す人で、スペイン語を第二の言葉として話せた人の場合、英語の獲得を易しくしてくれたのは、スペイン語が話せたことでした。言葉の構造的パターンをいったん理解してしまえば、どんな言葉の習得も簡単になります。

 マルチリンガルは新しい言語も、すぐに吸収してしまいます。それは、いくつもの言語がベースになって、新しい言語の習得が容易になるからです。

 2023年4月ヒッポは新しい言語「モンゴル語」を22番目の言葉として導入しました。その4月から、メンバー達が聞き始めて、皆で聞いて、面白がっているうちに、すぐに色んなモンゴル語をゲット!空耳で、「落ちたら~」とか、「せんべいの~」とか、面白い日本語みたいな音から、面白いね!見つけたよ!と楽しくおしゃべりをしているうちに、その数が増え、早い人では、あっという間に、ちょっとしたことが言えるようになっています。

 そして、2023年夏休みに初!パイオニア交流としてモンゴル家族交流があります。10日間くらいの交流で、2泊ホームステイで、あとはゲルにステイして、草原で過ごします。交流に行く人達は、もう目の前に迫っているモンゴルの人達との交流に、モンゴル語をゲットしようと、一生懸命聞いていますが、その応援として、交流には行かないけど、仲間が行くから自分事のように楽しんで準備を伴走してくれる人達がいます。

 面白い現象としては、交流に行く人がモンゴル語を話せるようになっていくのは、わかるのですが、行かない人までもが、話せるようになっていっているということ。仲間が行くことを楽しみにしていて、一緒に交流の準備を味わっているうちに、いつの間にか自分たちまでもがモンゴル語が増えているという現象です。

 昔、長女が小2の時に、掛け算を宿題で覚えないといけなくて、家の中で、ぶつぶつ練習を何度もやっているうちに、年子で小1の次女があっという間に、掛け算を覚えてしまった様子を思い出しました。必死に頑張っている人(小2長女)は、すごい努力が必要になるけど、そのそばに、たまたま一緒に過ごして、覚える気もない人(小1次女)ほど、楽に習得している…そんな出来事を思い出しました。

 今のヒッポの「モンゴル語」の導入は、まさにそんな感じです。交流に行かない、その周りの人も、やっぱり環境だから影響を受けている。無意識に言葉が入っているとは、こういうことなんだなぁと感じる日々です。

 それにしても、ヒッポのマルチリンガルは、どんな言葉でも、あっという間に、楽しんでしまう。言葉の習得には、伝えたい想い、伝えたい人、一緒に楽しむ仲間、それら全てが功を奏しているようです。

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