幸せな言語との出会い方

幸せな言語との出会い方

先日、ヒッポに入会してから1年目の方のお話を聞きました。その方はお母さんで、子どものために多言語を!と思ってヒッポに入会した人なのですが、その方自身、帰国子女で、中学から父の転勤でカナダの中学校に転校することになり、思春期だったのと、初めての外国語で、大変な思いをされたそうです。(他の帰国子女の方も同じようなことをおっしゃってました)

なので、ヒッポのファミリーに行くと、まるで多言語の公園。皆で「どんな音聞こえた?」とか、色んな話題のシェアが楽しくって、皆で笑い合って、大人も子どもも楽しい。

でも、帰国子女のその方は、「言葉の習得は、こんなに楽しくあってはいけない」と怒りがこみあがってきちゃったそうです。こんな楽しいのは、違う・・・と。その時に、ハッと、自分の中に怒りがあったことに気が付いたそうです。

カナダで初めて英語に触れて苦労した、あの時大変だったことがよみがえったし、英語も話せるし、日本語もわかるのに、なにか言葉にならない気持ち悪さも感じていたそうです。

その時にヒッポのホームページを読んで、「2言語は対立し、3言語以上だと共存する」という言葉を読んで、長年自分がどこかすっきりしないことを言語化してくれたことに感謝し、子どものためにと思ったけど、自分がやりたい!と思って、ヒッポの門を開いたそうです。

ヒッポのファミリーでは、多世代で多言語で、たくさんの人と、本当にたくさんの「多」の中で、「多様性」に触れながら、皆で遊びます。子ども達は伸び伸びとしていて、外国語が怖いものとして触れるのではなく、当たり前に生まれた時から、幼い時から、温かい人との触れ合いの中で、多言語を吸収する。幸せな「ことば(多言語)」との出会いがここにはあります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!