2023年11月25日マルチリンガル活動

2023年11月25日マルチリンガル活動

今日は池上会館の本館3階の中研室にて、ファミリー活動(マルチリンガルを育てる場)をしていたら、お隣のお部屋では「日本連盟チェス大会」を行っていました。色んな国の人が親子連れで集まっての会らしく、色んな国のことばが聞こえてきました、

ファミリー活動中に、ヒンディー語の音楽をかけて、遊んでいたら、ニコニコしながら、インド人のご家族が扉を開けて、「こんにちは!インドの音楽が聞こえてきたから、嬉しくなって、来てしまいました!」と入って来てくれました。

インド人のお父さんもニコニコ。お母さんもニッコニコ。お子さんも連れていました。そのお母さんが「この曲はね、インドで嬉しいことがあったり、お祝いする時に歌う音楽なんですよ」と、その曲の歌詞を説明し始めました。突然の飛び入り参加のインド人のご家族との出会いが皆も嬉しくて、またその音楽をかけて、一緒にそのヒンディ語の音楽を歌いました。一緒に歌を歌うと、とっても楽しくなりました。来週あるクリスマス会があるので、良かったら来て下さいねとお誘いしました。来てくれるといいなぁ。とっても素敵なインド人のご家族でした。

そして、そのインド人のご家族が去った後に、インドネシア語のお話のストーリーCDをかけて、「かけ」が聞こえたら、椅子取りゲームで違う椅子に座るゲームをしました。このお話の場面は「おじいさんのお話」の場面。「かけ」は、登場人物のことを指します。最初はただの音ですが、何度も聞いて口ずさむうちに、意味がわかっていきます。私も毎回この遊びをしながら、この遊びに飽きた頃に、意味が分かり出し、何度も聞くことが大切なんだなと思ったし、遊びながら気楽に聞いていたのも良かったなと思いました。

その他には、ロシアのオンライン交流をしたグルーシャが、戦争が始まる前に、このon-line交流に申込み、交流が始まった頃に、ちょうど戦争がはじまり、複雑な気持ちに。交流は楽しかったけど、TVから知る戦争のニュースを見ては、しばらくロシア語を聞く気持ちに中々なれなかったそうです。そんな体験を話してくれました。

そして、次の日がLMP(3言語で話すスピーチ大会)の予選を控えた、私の息子(高2)が、韓国語、英語日本語でスピーチをしました。自分がカナダに10か月留学して見つけた体験を語ります。聞いてくれた人達が色々アドバイスをしてくれ、写真を変えたほうがいいんじゃない?とか、もう少し短い表現で言ったほうがいいよね、など、スピーチ大会というと1人で考え、1人で練習して、孤独な作業なように思いますが、スピーチこそ団体戦。皆で作り上げたプレゼンテーションは、本当に素晴らしいものになります。息子も、中2の時に大田区の英語のスピーチ大会に出場したので、その時は入賞でしたので、今度こそリベンジ!と張り切っています。母として応援したいと思うし、こうやって皆が親身になって一緒に考えてくれることに感謝です。

そして、今日は、メンバーのお友達家族が体験にいらっしゃいました。アメリカに留学経験のあるお母さんと、韓国に留学経験のあるお父さんと4歳の男の子がいる家族でした。さすがにご両親が海外での生活経験があると、ヒッポのファミリー活動を体験してみて、反応がいいというか、共感力がすごいというか… ことばが伸びる、成長する体験をお持ちなので、ヒッポの自然な言語環境にすごく共感していただけたのが、嬉しいです。「ことばを話したい!とか、わかりたいという気持ちは教えられないんですよ」と私が言ったら、「そうですよね」と共感していただいたり、どんなことを言ってもわかってもらえる感じが、やはり経験者だなと思いました。

ライムは4月に入ったばかりのメンバー。なかなか息子4歳がファミリーに行きたくないと言っていたのが、同じファミリーのメンバーと毎晩10分間多言語の練習をするのに、LINE電話していたら、小2のお兄ちゃんと仲よくなり、そこから、毎週ファミリーにも行きたがるようになったことを話してくれました。人と仲よくなった頃から、韓国語やドイツ語に興味を持ち始め、家でCDを聞いていても発見するそうです。この前は、キッチンカーでトルコ料理のお店の店員さんに、トルコ語で「こんにちは」は何というか聞いて、「メルハバだよ」と教えてもらったそうです。小さい子どもは、言葉を話せるようになりたくて、ファミリーに来るのではなく、大好きなお兄ちゃんや、お友達に会いたくて、遊びたくて、ファミリーに来ます。まさに「人」から「ことば」をもらう。「ことば」を習得したかったら、「人」と仲よくなる。とても大事なことだと思います。

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