日本でも可能!環境作る=話せるように!        

日本でも可能!環境を作る=話せるように!

19年前に多言語の環境で子育てを始めることになったのは、池袋で、ヒッポファミリークラブ主催の講演会があった。その地域の教育委員会の後援をもらった講演会だったので、安心して聞きに行くことができた。

19年前だし、覚えていることは、ただただ、

すごいっ!!

の衝撃だったことを覚えている。

2時間の講演を聞いて、初めて聞くような内容ばかりだったので、消化できず、家に帰って夫に伝えようとしても、自分には多言語なんて話せないし、ましてや英語も話せた経験がないので、うまく伝えられなかったけど、

理解できたことは、「勉強ではなく、環境をつくることで、英語も多言語も自然にことばが話せるようになる」ってこと。

大学時代の英文学科の学生100人、皆勉強頑張ってきたけど、ぺらぺらになったのは1年間留学した友達2人のみだった。(と思う)その友人たちを見て、海外で暮らすことができれば、誰だって話せるようになるんだな!

やっぱり勉強じゃなく、環境だな!って思ったのを思い出した。

私は英語話せないし、環境だって、中学1年生から、毎朝1時間、英語のテープの音を聞き流して10年間もそういった環境作りをしたけど、話せる、わかるっていう実感は持てなかった。大学は4年間、毎日、英語の専門授業が朝から夕方まで、びっしり勉強してもだ。もちろん毎日英会話の授業だってあるし、ネイティブスピーカーの先生もいる。自分では考えられるような環境つくりは、やってきたつもりだった。

だけど、その講演会に行くと、英単語の数も、文法といった知識を完璧にすることが大事という話ではなかった。

人間が赤ちゃんとして、この世に生まれてから、お父さん、お母さん、兄弟、祖父母といった家族に囲まれ、まだことばもわからないうちに、沢山話しかけられて、自然に話せるようになっていく、そのプロセスを研究しているのだそう。

リンゴがポトン!と下に落ちるのを、ニュートンは不思議に思ったけど、周りの人は、          「そんなの当たり前じゃないか!」と相手にもしない。

そのニュートンと同じように、「人間がどうやって話せるようになるのか」

そんな当たり前の人間の奇跡、その当たり前のように思うことの中に、何があるのかを、その講演会で話してくれた。

日本にこんなすごい団体があるなんて・・・・と衝撃を受けたのは、言うまでもない。

私は、もうすぐ2歳になる長女のためには、多言語の環境を!自分のためには、ここで、英語をリベンジしたいな!って思った。

英語の勉強は10年間やってきた。違う方法を試してみるのが、わくわくした。 大人になってしまった頭では、きっと英語だけが精いっぱいだろうけど、長女は2歳。きっと大きくなる頃には、多言語が話せるようになっていると思ったら、そんなわくわくする子育てをしてみたくなり、ヒッポファミリークラブの多言語のある生活を始めてみることにしたのが、20年前。

今では、長女は日本にあるアメリカの州立大学に行き、その大学で色んな国の人とのお友達になって、毎日楽しく大学生活を送っています。長男は2021年、アメリカに10か月の高校留学中。来年には次男がカナダに10か月の高校留学予定。次女は、看護大に通っている。推薦入試した時の面接では、うちにホームステイした海外の方で一番思い出深かった人のことを話したら、合格しました。医療の世界でも、多様性に対応できる人が求められているのだと思いました。

19年間、色んな国の人との出会いを通して、

ことばにも、人にも、壁を作らない子ども達に育っている

と自負している。そんな思い出を、ちょいちょい思い出した度に書き綴り、これから、わが子を育てる人のお役に立てれればと思いました。

ちょうどコロナ禍。今まで家にほとんどいなかったのが、毎日on-lineで仕事となり、時間に余裕ができてしまった。書き綴ることで、自分の励みにしたいなと思いました。ご興味のある人に、読んでいただけたら幸いです。

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