「やる気スイッチ」が入る~東京ビックサイト多言語スピーチ大会にて~

「やる気スイッチ」が入る~東京ビックサイト多言語スピーチ大会にて~

 池上のファミリーから、うちの長男が1月22日に行われたLMP(東京ビックサイトで行われた多言語スピーチコンテスト)に出場しました。LMPは、3か国語以上の多言語で行われる高校~社会人25歳までの1人5分のスピーチ。最初から聞くと、6時間もかかります。そんなビックイベントでした。池上のファミリーのメンバーは、子どもが多くて、幼稚園から小学校、中学生が多い。(0歳児もいますが)そんな子ども達が皆で、息子の応援に来てくれました。きっと息子のスピーチが最初の方だったので、それが終わったら、帰るんだろうな?と思っていました。子ども達は小さいから、6時間ものスピーチなんて、きっと飽きちゃって、もたないだろうな・・・と大人の私は想像しました。

ところが、大人の予想を超えて、子ども達の反応は全く違ったものでした。

息子のスピーチが終わっても、面白い!と聞いてくれるのです。

結局6時間、会場で聞いてくれました。幼稚園児や小学生は、途中動きたくなったのか、会場の外で鬼ごっこしたりして気が済んだら、また聞いてくれていました。

小学3年生の女の子は、幼稚園からヒッポを始めています。その彼女が、「LMPって面白い!私は、毎年これを聞きに来たい!」と、家に帰ってから、楽しかった時だけ日記を書く日記帳を開き、すごい勢いで、お兄さんお姉さんの素晴らしいスピーチを聞いた感想を書いてくれました。息子を応援してくれた様子も。

そして、4歳の男の子は、賞の授賞式に、「次、呼ばれるよね?」「次は絶対呼ばれるよね?」と、息子が受賞されることを待ち望んで、祈るように、息子の名前を大きな声で読んで、応援してくれたことに、大人たちがびっくり!こんな小さな子でも、お兄ちゃんが頑張っていたことがわかるんだ!心から応援しているんだ!ということに感動したのです。

そして、審査の時間が30分くらいあって、その時間は子ども達が舞台にあがって、多言語を言える時間があります。言いたい人は全員がマイクで話すことができます。その時間に、うちのメンバーの小1,2年生や、先ほどの4歳の男の子、小3の女の子は、「舞台に出たい!」と前に出て来て、1人ずつ話すその時間を楽しんでいました。

高校生以上のスピーチは、皆が、海外に留学してみて、見つけてきたことを話します。受賞の有無にかかわらず、どの人の話も素晴らしかったので、そんな様子を見て、子ども達にも憧れの気持ちが生まれたのでしょうか?

感動の話は、家に帰ってからも続きます。最近、家ではあまりCDを聞かなくなっていた子も、また家で多言語CDを楽しむようになり、家族で話題になることが増えたそうです。飽きが来ても、刺激を受けると、また聞きたくなる。その繰り返しなのだと思います。聞きなさい!では、ことばが入ってこないので、自ら聞きたくなるようなそんな刺激になったのかと思います。

そして、小1の男の子は、「小5になったら、台湾青少年交流に行きたい!」と、お母さんに伝えたそう。今まで、海外は行ったことがないし、お母さんも一緒についてきてくれないし、ホームステイだしと、行く気になれなかったのが、LMPでお兄さんお姉さんが活躍している姿を見たら、挑戦することは楽しいことなんだ!不安は自分が勝手に作った幻想なんだ!とわかったのが、交流に行くことを決めたそうで、何よりお母さんがびっくりしていました。

そして、1か月後、4歳の男の子は、「僕は、中国に行きたい。幼稚園のお友達が中国に引っ越ししたから」とか、「韓国にも行きたい」と、話すようになりました。

憧れるような素敵な人達にたくさん会える!そんな場に参加することで、子どもの「やる気スイッチ」が自然に入るのだなぁと思いました。LMPに出場した人達は、自分たちが頑張っただけ。だけどその頑張りが人の心に感動を生んだのだと思います。来年のLMPも楽しみです♪一般の人も参加できますので、ぜひたくさんの人に参加してもらいたいものです。

 

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