0歳児の言語環境を考える

0歳児の言語環境を考える

赤ちゃんは、一体いつから言語を話し始めるのでしょうか?

「パパ、ママ」と単語らしい言葉を話し始めるあたりから、話し始めているのでしょうか?

ヒッポファミリークラブに、「ベベフィールド」という赤ちゃんを研究しているフィールドがあります。

色んな赤ちゃんを観察し、「人間は一体いつから話し始めるのか?」、それを研究してきました。

答えは、「生まれた時から」。

赤ちゃんの泣き声を「言葉」として捉えている…もちろん、そうなのですが、色んな赤ちゃんを見て、1か月で大波に言葉を話し始めていることが研究の結果わかってきています。

ということは、赤ちゃんが生まれてから1か月間は「聞いて」「考えて」「真似」しているのです。

赤ちゃんには音楽が良い!ということで、クラッシックを聞かせるのが良いという話もありますが、言語の成長に関して言えば、「ことばが聞こえる環境作り」が大切です。

赤ちゃんの数か月は、脳がものすごく発達するので、体はあまり動くことができませんが、何もしていないわけではありません。家族の周りの「言葉」を聞きながら、早く家族とコミュニケーションを取りたくて、耳を澄まして聞いているのです。

先日、あるママが、「うちの子、沐浴が嫌いで大泣きしていたの。でも、ベベフィールドに参加して、生まれた時から赤ちゃんは言葉を理解しようとしていることを知って、シャワーを頭にかける時に、『今から、頭を洗おうね。怖くないよ~』と優しい口調で声をかけながら、お湯をかけると必ず泣いていた赤ちゃんが泣かなくなったそうです。「本当に言葉がわかるんだ!」と実感したそうです。

また、毎日、「お風呂入ろうね」と声をかけてから、赤ちゃんを沐浴していたお母さんがいました。1か月目で、その赤ちゃんが「お風呂入ろうね」と大波で真似をしたそうです。親子関係でない人がそれを聞いたら、「そんなのは気のせいではない?」と言われてしまいそうですが、お母さんならわかる赤ちゃんのことば。

また、3人の子育てをしている4か月の赤ちゃんがいるママが「うちの子、この前、兄弟たちが絵本読んで!と大騒ぎし、こっちの本がいい!いや、こっちの本!」と「本」という言葉がたくさん飛び交っていたら、4か月の赤ちゃんが「本」って言った…と、びっくりしていました。

同じように、「ミルク」「運動会」などと言った4か月の赤ちゃんの報告もたくさん聞いています。

言葉の受け手であるお母さんが、一番、赤ちゃんの言葉を理解しようとする関係性だからこそ、わかる赤ちゃんの言葉。

0歳の赤ちゃんには、たくさんの「言葉」で話しかけてあげて下さいね。

そして、多言語的に言うならば、ロシア語は一番周波数の幅が広い言語。この言葉が聞き取れるようになると、世界中の言語が聞き取れると言われています。

色んな国の言葉の中に、ロシア語も入れておくと、いいですね。

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